採集レポート 2005


1月2日 雪の後に

 本当は色々あって魚どころではないのですがちょっと時間が出来、天気もいいのでドライブがてら南房の漁港を覗きに行くことにしました。この所、黒潮が接岸気味のようですがなにしろ年末に2度雪も降りましたし朝は東京では氷点下の冷え込みなんで期待は出来ません。おかげで珍しく前夜もよく眠れました(笑)。朝も普段と同じく6時半に起きて魚に餌やってのんびり7時半頃出発しました。いつもならとっくに海に着いてる時間です。車の屋根には一昨日の雪が10cm程積もったままでした。フロントガラスには氷が・・・
 2時間程で「チョウハン漁港」に到着。こちらは思ったより暖かいです。前回フウライやハタタテがいたあたりを探しますがいるのはせいぜいカゴカキ、オヤビッチャ位です。次の漁港は更にいません。しかし3つ目の漁港はオヤビッチャも多く少しいい感じ、と思ったらオヤビッチャと一緒に5cm位のトゲもいました。しかし2本のパイプの間の採りにくそうな場所。それにトゲは採っても収容できる場所もないので網も出さずにパスしました。その後の2漁港はボラくらいしかいませんでした。最後に寄った漁港では牡蠣殻の無い海藻のポイントの水面近くに3cm位のチョウハンがいるのをすぐに発見!巨大網を持って来て掬いましたが入った!と思ったのに上げてみたらアミメハギしか入ってませんでした。丸網のほうがよかったかな?他にもいないかと探しましたが結局他には見当たりませんでした。
 そんなわけでボーズではありましたが久々の海でしたし1月にもチョウがいるのを自分の目で確認もしましたのでよかったです。海の色は夏と同じような青色でしたのでまだ水温も高そうでした。次回はシーズンインしてからだと思いますが今年は昨年以上にチョウにやってきて欲しいものです。

 ◎ 持ち帰り:なし
 ◎ 見ただけ:トゲ、チョウハン、カゴカキ、オヤビッチャ、シマスズメ、アミメハギ等


7月3日 7月なのにぃ〜

 今年は4月に自分が手術をうけたりとか何だかんだとありましてシーズン初採集が遅れ7月になってからでした。でもみんなからの情報によりますと房総にはまだチョウがほとんどいないとのことです。まあ今回は久しぶりにウエット着て磯でゆっくりしようかという考えです。
 朝4時半に出発しまして予定通り2時間弱で酸欠漁港に到着です。まずは漁港を覗きましたがサツキハゼやカゴカキしかいませんでした。一応ウエットに着替えて磯に降りいつもとは逆で漁港側から見ていきました。例年早い時期からナミやチョウハンがいるけど採りにくいタイドプールをまず見てみましたが何もいませんでした。今年はやはりダメの様子です。
 あちこち見ながらチョウの多いあたりまで来ましたが結局1匹もチョウは見つけられませんでした。現地でお会いした他の採集家のかたともお話ししましたが、やはり全然いないとのことでした。水も冷たくウエット着てても水に入る気になれないので漁港でも見て歩くことにしました。
 まずはチョウハン漁港ですが水が濁っており海藻も多くなんだかわからないのですぐにパス、その隣の漁港もダメでした。更に隣のお正月にトゲのいた漁港では、いつものポイントには1匹だけ3cm弱のナミがいました。水面直下にいて綺麗だったんでつい網を出しましたが意外と警戒心が強く下に潜られてしまいゲットならずでした。
 その後、今日は宇都宮さんも中部の漁港にいらしているとのことなので戻ってみようかとも思いましたが、少々疲れたせいもあり内陸経由の最短ルートで戻ってしまいました。
 今年は黒潮のルートのせいか例年よりかなりチョウの寄り着きが遅いようでした。来月以降もどうなるかは不明ですが何とか例年並みには来て欲しいものです。

 ◎ 持ち帰り:なし
 ◎ 見ただけ:ナミ、カゴカキ、サツキハゼ、キヌバリ、ウツボ等


7月18日 今年も「海の日」採集

 3年連続で「海の日」の採集です。天候もまずまず。後で知りましたが梅雨明け当日でした。今日は久々にA師匠と一緒です。朝4時半に出発しました。渋滞にもはまらず2時間程でいつもの磯Mに到着しました。ここでひろさんとお会いしました。
 で、磯の様子ですがカゴカキ、ニシキベラ等はいっぱいいるもののチョウはさっぱりでした。行ってすぐに2.5cmほどのナミを捕獲しただけで他には1匹も見かけませんでした。あまりに暑いしチョウもいないので途中からは波間に浮かんで遊んでいました。
 帰りがけに漁港2ヶ所に寄りましたが波もあり、ここでもチョウは見つかりませんでした。

 ◎ 持ち帰り:なし
 ◎ 里子出し:ナミ
 ◎ 見ただけ:ニシキベラ、カゴカキ、オヤビッチャ、キヌバリ、ニザダイ、ナベカ等
        タツノオトシゴ(師匠採集)、イザリウオ(ひろさん採集)


7月24日 3年連続ならず、ザンネーン!

 毎年恒例のサザナミ会の漁港掃除の日です。昨年、一昨年と2年連続で漁港掃除の前にハタタテ採ってる縁起のいい日でもあります。でも今年は死滅回遊魚の寄り付きが悪く無理そうな感じです。
 10時から漁港掃除なんで7時にteiさんと「チョウハン漁港」で待ち合わせることにしました。ちょっと早くに着きそうだったので2つ手前の漁港に寄ってから行くことにしました。ここでmauiさんにお会いしました。先日はここにトゲやチョウハンもいたらしいのですが今日はナミも見つかりませんでした。
 7時ちょっと前に「チョウハン漁港」に着きますとteiさんは既に到着されておられました。しかしナミしかいなかったとのことです。念のためもう一度2人で探していますとteiさんが「シラコがいる」とのこと。急いで行ってみますと大きめのシラコが本当にいました。海で泳いでるのを見るのは始めてだったもんで感動しました。しかしとても採れそうな状況ではなかったため網も入れずに諦めました。その後2つ南の漁港まで行ってから集合場所に向かいながら所々、漁港を見てまわりましたが1ヶ所でナミ2匹見たのみでした。
 集合場所では「会の面々のイケスの中は例年通り色とりどりのチョウだらけなんだろうな〜」と思いながら行ってみましたが十数人集まった誰もが今年は魚持ってこなかったんで、ほっとするようながっかりするような気分でした。漁港はかなり汚れており今年はゴミが沢山集まりました。終わってから地元の漁師さんで採集家のかたの水槽を今年も見学させていただきました。素晴らしい魚がいっぱいでした。
 帰りがけに酸欠漁港脇の磯にちょこっと寄りましたが何も見あたりませんでした。結局今年はハタタテのハの字も見れませんでした。

 ◎ 持ち帰り:なし
 ◎ 見ただけ:ナミ、シラコダイ、カゴカキ、サツキハゼ、ウツボ等


8月3日 5分間だけ採集

 今回は一家揃っての海水浴です。なぜかいつもの磯の脇の某海水浴場です。魂胆みえみえなんですが妻から予め「今日は三男の面倒を見るように」とのキツーイお達しです。
 4時半すぎに家を出まして2時間程でいつもの磯脇の駐車場に到着です。砂浜にテントを設営してから、まずはみんなで磯の方に行ってみましたが、2本あった網は長男と妻に取られてしまいました。そしてハゼやらヤドカリやら採っているので、三男をだっこしながら一番上のほうのプール覗いてましたらナミが石の下にいました。先のほうに行ってる妻を呼び寄せて「チョウがいるよ」って教えてやったら網を返してくれたんで即ゲットしました。ちょっと先にももう1匹いたのでこれも私がゲットしました。オヤビッチャのチビもいたので2匹掬って連れ帰りましたが水槽でよく見たらロクセンとテンジクでした。それとハオコゼがいたので掬って、みんなに「この魚は刺すから触らないように」と注意です。・・・と、私が網持たせてもらえたのはここまでの5分間で、後はずっと砂浜で三男の監視やらされてました。
 それと今回も昨年同様うちださん御一家の旅行中と重なってるのでお会いしました。またtsukuさん親子ともお会いできました。みんな採集に熱が入っていてうらやましかったです。やはりナミが多かったとのことでした。帰り際にtsukuさんの子供さんのユウキ君が採ったタナバタウオを見せてもらいました。初めて見る魚でしたがなんか古代魚みたいな変わった魚でした。
 帰りは都内に入ってから高速が混んでいましたが、5時すぎには到着しました。

 ◎ 持ち帰り:ナミ2、キタマクラ、ロクセンスズメ、テンジクスズメ、カゴカキ、ドロメ


8月7日 やっと「白いチョウ」発見

 今回は久しぶりに内房の漁港から見て行くことにしました。今春、館山道が一部延長になったので結構早く1時間半程で昨年ハタタテ採った漁港に到着しました。・・・が、何もいません。対岸のKIさんのポイントにもソラスズメがかたまっているくらいで他はさっぱりです。しかたないので昨年の今頃セグロを発見した漁港に移動しましたがここにも全くチョウはいませんでした。
 その後、正月にチョウハン見つけた南部の漁港に行きましたが、ここにはナミとトゲがいました。一応採ろうとしましたが失敗しました。
 近くの漁港&磯に移動してTOMさん、mauiさん、宇都宮さんとお会いしました。宇都宮さんは別の漁港でいいサイズのチョウハンゲットされてました。みんなが狙っても採れなかった超スレ者チョウハンだったらしいのですが、さすが宇都宮さんです。で、ここの磯にしばらくいましたがここでもチョウは見つかりませんでした。
 帰りがけにmauiさん情報で朝、トゲが数匹いたという某港に寄りましたが結局見つからず、かわりにフウライ見つけたのでmauiさん、TOMさんと私がしばらくがんばった上でようやくゲットしました。フウライにあんな気合い入れて採ったのは久しぶりでした。

 本当は今日はよしちゃんとも久しぶりにお会いできるはずだったのですが、急に体調がお悪くなって残念ながらご一緒できませんでした。次回はヨロシクです。

 ◎ 持ち帰り:なし、(フウライはmauiさんの水槽に)
 ◎ 見ただけ:ナミ、トゲ、ソラスズメ、タカノハダイ、イシダイ多数、サツキハゼ等


8月14日 やっとハタタテ

 今回は師匠から新人さんまでの数人の採集家さんとご一緒することになりました。待ち合わせ場所の関係で久々に京葉道路経由で行きました。
 まずは待ち合わせ場所の某漁港。今年は初めてですがやはり魚がいない模様です。早々に次の漁港に移動です。ここは今までチョウ見たこともないし車も停めにくいのでほとんど行かない漁港です。でもすぐにナミが発見されました。ソラスズメのおちびさんもいっぱいいて中々いい感じではありました。しばらくして師匠を初めほとんどの人が対岸の堤防まで行ってトゲを採られたりしてましたが、面倒なので(笑)私は最初からいた堤防にいました。そしてふと反対側の浅いとこ見てみましたらなんとハタタテがいました。最初は一時沖側に逃げてしまいましたがしばらくすると元の場所の海藻の中に戻ってきましたので巨大網を持ってきて御用にしました。
 その後、磯に行きましたが長潮なのでタイドプールがあまり出来ないため、浅場を探しましたがさっぱりでした。ただし沖のほうまで行った方々はナミがそこそこ採れたようでした。
 その後、中部から南部にかけての漁港を覗きましたが時折ナミやトゲがいるくらいで相変わらず魚少なかったでした。

 ◎ 持ち帰り:なし、(ハタタテは里子に)
 ◎ 見ただけ:ナミ、トゲ、ソラスズメ、タカノハダイ、サツキハゼ等


8月21日 まだまだですが・・

 今回はA師匠と一緒の採集です。朝4時ちょいすぎに出発しました。
 最初に寄ろうと思った漁港は車いっぱいで駐車できず。しかたないので次に寄る予定だった方に行きました。市場前に車を停め付近を捜索しますとすぐにチョウハン、フウライ発見です。ここは比較的採りやすい場所なのですが結構スレてまして更にもう1匹見つけたフウライも含めゲット出来ずでした。
 次行った漁港も水は澄んでいましていい感じ!でも師匠はフウライ見つけたらしいのですが私は見つけられずじまいでした。先のほうまで行きましたがカゴカキやソラスズメくらいしかいませんでした。
 結局ボーズのまま磯に行きました。タイドプールにはたまにナミ。3匹捕まえました。さらに豆トゲもいたのでゲットしました。師匠もトゲ採っておられました。海パンマンスタイルでちょっと海にも入りましたが今回もチョウ見つけられずじまいでした。どうも上から探すほうが性に合ってるみたいです。久々にNKさんともバッタリお会いしました。その後は「磯水槽」用にどうでもいいような魚を採ってました。
 帰りがけに2港覗いてきましたが一方でフウライ見たのみで魚は少なかったでした。

 ◎ 持ち帰り:トゲ、ハオコゼ、カエルウオ数匹、ベラ数匹、イソスジエビ等
        (ナミは里子に)
 ◎ 見ただけ:フウライ、チョウハン、ソラスズメ、キュウセン等


8月28日 台風後の漁港巡り

 今回は台風が木曜の夜に関東地方を通過したため漁港はまだ濁ってそうです。また潮まわりもよくなくタイドプールもほとんど出来そうもありません。行くのややためらわれましたが結局漁港偵察で行ってしまいました。今回は北部から廻りました。
 最初に寄ったところは今までチョウ見かけたことない漁港です。一応寄りましたがやっぱりいませんでした。次の場所は港内がゴミとオイルで大変なことになってました。しかしちょっとゴミのない場所でナミとフウライ発見しました。でも網が汚れるのがいやだったので見ただけにしました。次は先週チョウハン、フウライがいた漁港ですが今日は見つかりませんでした。
 次はここ2、3年チョウの少なくなってしまった漁港ですが少し復活してきたらしくトゲ4匹とフウライ、ナミがいました。しかしちょうど港内に鯛の幼魚を放流した後だったらしく、あちこちで「鯛を掬わないように」と注意されるしチョウも意外とスレてるしで早々に退散しました。
 次は中部のまずまずお気に入りの漁港です。でもいつもチョウのいるあたりは全然見あたりません。場所を変えて探しますとオキナヒメジがいたのでしかたなくこれでも採ろうか、と網を取ってきますとヒメジは消えてフウライが代わりにいました。採ろうとしますが古いロープが邪魔して逃げられてしまいました。しばらくするとまた出て来たのでまずはロープを引き上げてしまいました。すると意外なことにここにイワヅタの一種が付いていました。三浦では時々見かけましたが房総でイワヅタ見るのは初めてなんで栽培用に少々持って帰ることにしました。後でフウライも結局ゲット成功でした。
 ラストにもう1漁港寄りましたがナミが数匹いた意外はめぼしい魚はいませんでした。しかしコーナー部にサツキハゼが多数群れていましたので掬うと数十匹入りました。小さめのだけ10匹ばかり連れ帰ることにしました。

 ◎ 持ち帰り:フウライ、サツキハゼ数匹
 ◎ 見ただけ:ナミ、トゲ、イシダイ、タカノハダイ等


9月11日 チョウはちらほら

 先週は事情があって海行けませんでしたので今日は体調がいまひとつですが無理してでも行くことにしました。4時半にA師匠のお宅にお寄りしてから出発です。黒潮はこのところ外房北部にはやや近づいて水温も上がってるので期待です。
 まずは北部の大漁港です。ナミはいるものの例年は多くいるはずのハタタテも見れませんでした。でっかいハリセンボンがいました。欲しかった魚ですが大きすぎるのと体調も悪そうなんで見るだけにしました。
 次は「トンネル漁港」フウライは2匹いましたがもう入れる場所がないため網も出しませんでした。他はナミのみです。ソラスズメが群れていたので3匹連れ帰ることにしました。その後、先々週はチョウの多かった漁港に寄りましたが今日はさっぱり、次の、先日ハタタテゲットした漁港も濁っていてナミ1匹見たのみでした。K周辺の小漁港2ケ所も見ましたがここもさっぱりでした。
 しかたないので前回フウライゲットした漁港へ。同じ場所にまた豆フウライがいました。近くにオレンジ色の小魚が群れていたので掬ってみるとアイゴの幼魚でした。それと流れ藻系の魚が意外といて、シイラ、マツダイ等師匠が発見しました。私もアミモンガラ見つけてゲットです。(後で放流)それとギンカクラゲが多数浮いていて不思議な光景でした。
 最後に酸欠漁港。市場前にトゲ2匹、フウライがいました。ここでも流れ藻系が多くサザナミフグを久々に掬いました。ですが形はサザナミフグなんですが色が茶色と薄く、師匠もはっきり種類がわからないとのことでした。漁港の奥側ではエビやカニが浮いていて酸欠?って感じでした。奥のコーナーにイトヒキアジが2匹いたので師匠と挟み撃ちにして1匹ゲットしました。ここで県内の採集家の方とお会いしました。昨日から来られてたそうですが北部方面にはまずまずのチョウがいたとのことでした。
 この時点でまだ11時でしたが今回は撤退することにしました。早い時間だったので途中コンビニに寄ったのにもかかわらず首都高の北池袋まで1時間半で帰ってこれました。

 ◎ 持ち帰り:サザナミフグ??、ソラスズメ3匹
 ◎ 見ただけ:ナミ、トゲ、フウライ等

フグの正体

 上の写真のフグですが成長したら3ケ月でこんな模様になってきました。サザナミフグとは明らかに違うようです。この画像をA師匠に見てもらいましたところ恐らくスジモヨウフグだろうとのことでした。房総で見られるのは珍しいらしいです。アサリやブラインが大好物でお腹いっぱいになるまで食べるところと人なつっこいところはサザナミフグと同じです。本で見ましたら30センチ位になるようなので大きくなるまで無事育てたいです。

2005.12.24 記 


9月18日 またも貧果

 今回も体調いまひとつです。朝起きたら気分悪かったですが師匠と待ち合わせしてるんで出かけました。海に向かっていたらまずまず元気にはなりました。
 最初はいつも車停められずに苦労する漁港です。時間が早いせいもあってなんとか停められました。前の車見ると何やら見覚えのあるステッカーが。mauiさんの車でした。そんなわけでまずはmauiさんと御会いしました。ここではフウライを見たのみでした。
 次は酸欠漁港。着くなりKI師匠、うちださん達巨大網御一行と御会いしました。聞くと「今日は何もいない」とのこと。一応さっと見ましたがやはり何もいませんでした。南に向かうという御一行を別れ北に向かいました。
 さて次は隣のお気に入りの漁港ですがなんとこちらでもmaruさん親子が先にがんばっておられました。いいものを狙っておいででしたが他は見つかりませんでした。
 その後、いつもの磯に行きましたがトゲを見つけたくらいで欲しい魚はほとんどいませんでした。ただしヤナギベラの群れに1匹毛色の変わってるのが混ざってたので掬ってみたら初採集のコガシラベラでした。ちょっと欲しかった魚でしたのでまあよかったです。それとミヤコキセンスズメがいたので美しさに負けて採ってしまいました。その後先日購入したセミドライを着て波間を漂ってましたが見つかるのはスズメ、ベラのみ。おまけに体調のせいか酔ってしまい小休止。師匠がシマハギ等を採った向こう側の磯にも行きたかったのですがギブアップして帰ることにしました。
 でも帰りがけ、行きにも寄った2漁港にしつこく寄りましたが、やっぱナミ、トゲくらいしか見つかりませんでした。

 ◎ 持ち帰り:コガシラベラ、ミヤコキセンスズメ
 ◎ 見ただけ:ナミ、トゲ、フウライ等


10月30日 久々の採集

 前回以来1ケ月半ぶりの海です。ちょっと忙しかったり体調悪かったりで間があいてしまいました。情報ではチョウもかなり多くなってきてるようで期待です。
 最初は中部のよく行く2漁港に寄りました。昨晩かなり雨が降ったため水が濁ってよく見えません。まずい雰囲気です。ですが両港共、牡蠣殻コーナーのポイントにはトゲがいました。トゲ、フウライは連れ帰っても入れる場所がないのでパスです。今日は潮がまあまあ引くので漁港に車置いて近くの磯も見に行ってみました。まずはチョウのよくいるタイドプールに直行です。コトヒキやシマスズメに混じってチョウハンがいました。ここは採りやすい場所なんで楽勝と思いましたがこのチョウハン、逃げること逃げること。あっちの岩の窪み、こっちの岩棚の間とさんざん振り回されゲットまで1時間位かかってしまいました。隣の小さなプールにもトゲがいたのでついつい採ってしまいました。
 磯で思いの他時間をくってしまいましたので南に向けて駆け足で漁港を見ていきましたがどこも水が濁っていてチョウの姿は発見できませんでした。ただし昼頃に寄った漁港では船を揚げるスロープの浅い所にナンヨウツバメウオが漂っていたので、本当はいらないのですが掬いました。車に戻る途中で、磯から上がって来られた家族連れの採集家のかたの子供さんから話しかけられて「ツバメウオ見たい」とのことなんで、見せてあげたら欲しそうにしてたんでトゲと一緒にツバメウオも里子に出してきました。
 時間もタイムリミットがせまってきたので予定より1つ手前の漁港で終わりにすることにしました。しかしここでもチョウの姿はありません。チョウ狙いはやめてタツ狙いで片っ端から海藻を掬ってみることにしました。雑魚は色々入ってくるので、ちょうど実家の水槽のボラが☆になってしまって何もいないことを思い出し、アミメハギ2匹とフエダイの一種の幼魚をキープしました。20回目くらいでラッキーにもタツがゲットできましたので今日は終了にすることにしました。

 ◎ 持ち帰り:チョウハン、タツノオトシゴ、アミメハギ、フエダイ?
 ◎ 里子出し:トゲ、ナンヨウツバメウオ


11月13日 悲願のセグロ、ゲット〜!!

 この季節になりますと朝は寒いです。メゲそうになりながらも朝4時半すぎ、車はヒーター全開で出発しました。今回は前々日のKIさんの成果を参考にして北部から南部まで広範囲に漁港を廻る予定です。天気はよさそうですが前日は風や波があったため濁りがちょっと心配です。
 まずは北部の3漁港に寄りましたがやはり恐れていた濁りが酷く、水中がほとんど見えません。3漁港見て、見つけた死滅回遊魚はオヤビッチャ1匹というありさまでした。「そういや、九十九里有料道路使った日でチョウゲットできた日はないんだよな〜」って悪い予感もよぎります。とりあえず南下して先を急ぎました。
 次は久々に行く漁港です。実は3年前にセグロが採りやすい場所にいたのに網を前の漁港に忘れてきてしまい採り損じた因縁の漁港でもあります。車を停めて、そーっと覗くと水も澄んでいるしフウライもいます。なんとかなりそうなんで車から網を持ち出しました。とりあえず何も採れないのはさみしいのでフウライを掬いました。しかし水を汲んでる間に網目から抜けてしまったらしく消えてしまいました。「まあ、トゲ、フウライはいらないからいいや」って感じで右側の防波堤見ていきました。そっちにはいないので今度は左側です。ここの漁港は全くと言っていい程牡蠣殻がついてないので見つけるのも採るのも簡単です。先のほうでトゲみつけてゲットしました。しかし寄生虫が着いていたのですぐリリースです。また別のフウライもいましたが大きめなんで逃げられてしまいました。戻りがけにアケボノを発見!海藻の中に逃げ込んだので海藻ごと掬ったらちゃんと入っていました。ちょっとアバウトにやったのですがラッキーでした。見落としがあったのでもう1回右側に行ってみますと、なんとセグロ発見です。やはり海藻に隠れましたのさっきと同様に掬ってみましたが確実に包囲はしてたもののハオコゼしか入ってませんでした。何度も何度も見ましたがやはり入ってません。詰めが甘かったようです。水も濁ってしまったので堤防の先まで行って戻ってきますとセグロはまた海藻のところにいました。今度は海藻ごと被せた後、網を少しずつ上にずらして海藻なしでの包囲に至りました。しかし絶対に網の奥には行こうとせずに岸壁にぴったり張り付いています。網を揺すろうが他の魚が近づこうが岸壁にぴったりです。これではアバウトなやりかたでは無理なわけです。張り付きながらも時々は少し移動するので10分くらいかけて網を水面まで移動しました。網の上2/3位が水面から出てもセグロは張り付いたままです。隙間ができないように力いっぱい網を岸壁に押し付けているので疲れてきましたが我慢です。そうこうしてるうちに波がきてセグロがちょっと岸壁から離れたときに思いっきり網を上げてみますと今回はハオコゼに化けずにハオコゼと一緒に網に入っていました。もう「バンザ〜イ!」って感じで最高でした。あんまり嬉しいのでよしちゃんにメール、KIさんに電話してしまいました。そしたらすぐにTOMさんからお祝いメールもらってびっくりしました。ありがとうです!セグロゲットで調子付いて巨大網とブラシ網を持ってきて先程採り逃がしたフウライ3匹も全てゲットしました。小さな港ですのでここにいたチョウはすべて掬ったんじゃないかって感じです。ただフウライのうち2匹は小さいのでリリースしました。
 その後2漁港に寄りましたが2番目の漁港でナミ、トゲ、アケを見たのみでした。一応網出したのですがすぐに逃げられました。今日は南部にKIさんが来られているので行って御会いしたかったんですが、思わぬセグロのお客様を入れる場所を作らなきゃならないので11時半には帰途につき南部までは行けませんでした。KIさんは南部の磯でサザゲットされたとのことでした。

 ◎ 持ち帰り:セグロ、アケボノ、フウライ
 ◎ 見ただけ:ナミ、トゲ


11月27日 ミニOFF会?

 間もなく冬だというのに今日は多くの仲間が出撃のようです。前日までに何人かの人と「どこかでお会いしましょう」という話しになっていました。
 朝5時ちょっと前に出発です。房総スカイラインは無事?無料の時間のうちに料金所を通過しました。まずはいつもの磯の近くの漁港に行きました。すぐにトゲ発見です。一応網出しましたが逃げられました。反対側の堤防の牡蠣殻ないところにフウライもいましたがトゲ、フウライでは気合いが入らずもう1歩のところで逃げられました。別の場所にキヘリモンガラやトゲもいましたがこれもダメ。どうも今日はダメダメです。次の漁港の初めて行く場所でもフウライがいて包囲にまでは至ったのですが「連れ帰る場所はないんだよな〜」とか考えてる間に逃げられました(笑)
 またまた移動して「チョウハン漁港」。網持ってぶらついてますとクラクションの音。たなかつとむさんと初めてお会いするebiさん御夫婦でした。御挨拶して一緒に見て廻りましたがここは全然チョウがいませんでした。たなかさん達は前の漁港でアケボノ採られたとのことでした。とにかくここには全然いないので皆一緒に移動です。
 次の大漁港ではお得意の場所にチョウハンとフウライがいました。(私が見つけたわけではありませんが)そして向こう側の堤防でも魚採ってる人がいるので様子をうかがいに行きました。なんと、いつも掲示板でお話してる、てつやさんでした。本当はお会いするの2度目なんですが前回は別々のグループでちょこっと一緒になっただけでしたのでわからず大変失礼してしまいました。てつやさんは御一家でいらしていて奥様がちょうどチョウハンを狙っておられましたが難しい場所で無理だったようです。近くにフウライやアケボノもいました。そしてここでてつやさんが先日見つけたミゾレのいる場所を教えてくれました。かなり大きめのミゾレで久々の御対面でしたので感動しました。水面近くにいたので採れるかもしれないと思い、車に戻って網取ってきましたがそれっきりどこかに消えてしまいました。
 みんなと一時お別れして次の漁港に行きますとTOMさんとばったり。ここにはチョウハンやナミがいましたがこの頃になると風が強くなって結局採れずじまい。後でてつやさんも到着したのでebiさん達のいる磯に向かいました。横の漁港に朝、アケがいたというTOMさんの話しでてつやさんがトライしましたが代わりにタツが入ってきてました。やがて磯の潜り組が戻ってこられましたがあまり魚がいなかったそうです。でもたなかさんはしっかりフウライ3匹ゲットされてました。
 ここで、夕方用事があるので私だけお先に失礼させていただきました。途中で倉さんと車ですれ違ったらしいです。今日はまたまたボーズでしたがみんなとお会いできてよかったでした。

 ◎ 持ち帰り:なし
 ◎ 見ただけ:ナミ、トゲ、フウライ、チョウハン、アケボノ、ミゾレ等


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