採集レポート 2006


7月30日 2週連続、一家で海

 先週の23日も漁港と磯に行きたかったのですが、房総に着くと雨だったので鴨川シーワールドに行きました。帰りがけに2漁港に寄りましたが赤潮が発生したとかで茶色のドロドロで何も見えませんでした。漁港脇の磯にもちょっと行きましたが満潮時だったこともありハゼやヤドカリ等しか見つけられませんでした。
 30日も予報では天気があやしかったのですが、当日になってみれば梅雨明けが発表されるなどでなかなかの好天でした。この日は干潮が午後2時なんで朝は磯となりの海水浴場で遊ばせて昼近くなったら磯に行く予定をたてました。
 出発は朝5時25分、アクアライン経由で行ったので前週より快適に到着です。7時10分くらいには着きました。駐車場もまだガラガラです。結構涼しかったので1時間くらいはコンビニで買った食事食べながら車内でダラダラしてました。その後10時半頃までは砂浜で遊びました。
 潮も引いてきたので岩場の方に行きましたが当初はハゼくらいしか見つかりません。また岩の上にはコケがついてかなり滑るので子供達から目が離せませんでした。その後、大きめのプールを覗けば時々ナミのおチビさんがいます。小さいので採るのやめようかと思いましたが子供に見せてやろうと採ってしまいました。また小さめのプールで石を持ち上げてみたらトゲもいたのでかなり手こずりながらもゲットしてしまいました。子供達も飽きてきてしまったので本当はもっと探したかったのですが早々に退散しました。次男だけもう1回海水浴場で遊びました。今回は漁港には寄りませんでした。
 2時半頃、帰途につきましたが首都高の環状線が渋滞っぽかったので小菅まわりで帰ったところ順調で2時間くらいで帰ってこられました。

 ◎ 持ち帰り:ナミ、トゲ、ハゼ、ヤドカリ、イソスジエビ
 ◎ 見ただけ:シマスズメ


8月23日 またまた一家で海

 夏休みも真っ盛りの頃はちょうど病院の改修工事と新水槽の設置などで採集に行けませんでした。夏休みも終盤にさしかかり子供達をもう1回海水浴に連れて行くことにしました。またまた、いつもの磯の隣です。朝5時半に出発しましたがAL経由で渋滞もなく行けました。行きがけにH漁港に寄ってクサフグを放流しました。岸壁には五百円玉サイズのナミが数匹いるのみでした。その後、目的地に移動しましたが駐車場も空いていて帰るまで空きがありました。
 駐車場に着いても三男がまだ寝ていたので、私ひとり岩場に偵察に行きますとすぐにちびフウライがいましたので幸先良くゲットしました。今日は10時すぎが干潮なんでまずはみんなで岩場に行きました。ところがその後は何故かチョウが見つからず、そのうち妻と長男、次男は砂浜のほうに行ってしまったので三男と一緒に探しなんとかナミ、トゲを1匹ずつ追加しました。
 その後は砂浜のほうに移動しましたが、みんな「お腹が空いた」とのことで珍しく駅近くの食堂に行って昼食後帰りました。帰りがけ、Y,Aの2港に寄りましたがAのほうに少しナミがいるのを見ただけでした。
 ゆっくり昼食とったせいもあり2時すぎに帰りましたが都内で少々渋滞にはまり家についたら5時すぎでした。

 ◎ 持ち帰り:ナミ、トゲ、フウライ、オヤビッチャ、テンジクスズメ、ナベカ
 ◎ 見ただけ:キュウセン、シマスズメ


8月27日 今年も漁港掃除

 今年も恒例のS会の漁港掃除です。10時からなので北部の漁港に寄ってから行く計画です。
 4時半に出発して、まずはたまに行くけどチョウにお目にかかったことのない漁港に2時間程で到着です。でも今回も何もいません。ところが帰りがけに倉さんとKIさんにバッタリ!あまり採集家の行かなそうな漁港なんでビックリしました。その後、2漁港一緒にまわりましたが後で行ったトンネル漁港のほうでトゲを見たくらいでした。キヘリモンガラがいたので採ろうとしましたが逃げられました。期待してた割りに全然魚がいないので私ひとり先に失礼しまして、昨年セグロをゲットした漁港に行きましたがナミ3匹見たのみでした。次に湾をはさんだ反対側の漁港にも行きましたがトゲ1匹しか見つかりませんでした。おまけにこいつは漁師さんのカゴの裏にへばりついていて採れそうもありませんでした。
 9時半頃、集合場所に着きますとすでに多くのかたが到着されてました。ちょっと岸壁を覗きますとソラスズメとウミスズメ、サツキハゼ等がいました。また初めて見るハナハゼもいたので感動しました。でもここにもチョウはいませんでした。ほとんどのかたが北部の漁港をまわって来られたようですがみんな異口同音に「いない。」
 漁港掃除のほうは私達より前に釣りの会の人達がされたようでそんなに汚れておらず、すぐに終わりました。その後みんなとA漁港に行きましたがやはりいません。ここで昨日成果のあった南の漁港に行くというみんなと別れて私はH漁港脇の磯に行ってみましたが、ここも閑散としていました。帰りがけの端っこのタイドプールで3cm程のナミを見つけたのみでした。素早い奴でしたが網をしかけて追い出し棒で岩棚の下をさぐるとすぐに網に入りましたので連れ帰ることにしました。
 帰りは1時ちょいすぎには撤収しましたので順調に2時間程で帰れました。ところで南に行った方々ですが今日は魚がいなくてダメだったとのことでした。またカゴの下のトゲはmaruさんが帰りがけに無事ゲットのことでさすが!です。

 ◎ 持ち帰り:ナミ
 ◎ 見ただけ:トゲ、カゴカキ、ヤナギベラ等


9月20日 結局成果なし

 ようやく1人で水曜に出撃するお許しが出たもんで期待いっぱいで出かけました。でも午後2時までに戻って来るという条件付きではありますが・・・。前夜は例によって興奮してほとんど眠れませんでした。今回はトゲ、フウライ以外のチョウ狙いです。夜明けと共に採集体勢に入ろうと早朝3時ちょい過ぎに出発です。
 日の出時間の5時半ころ予定通り最初の漁港に到着です。岸壁を覗いて行くとナミ、トゲがいました。試しに網出してみましたが逃げられました。小さいのに結構スレてるようです。反対側の潮通しのいい岸壁でミゾレ探しましたが大きめのナミしか見つかりませんでした。足下に群れているソラスズメをひょいと見るとなんとキンギョハナダイが一緒にいました。でも小さいのでその時持っていた網では抜けるの確実です。急いで車に戻り目の細かい網を持ってきましたがソラスズメはいるのにキンハナはどっかに行ってしまい、しばらく様子を伺いましたが二度と出てきませんでした。帰り際にソラスズメだけでも掬ってみようかと網入れましたら岸壁の窪みをつたって全部逃げてしまいキンハナいても結局は無理だったようです(笑)
 次の漁港では水面直下にロクセンスズメがいたんで採ろうとしましたがタイヤの間に逃げられゲットならず。しかたないので車はそこに置いて磯に行ってみました。ちびフウライがチラホラいますがあまり連れ帰りたくない種類なんで気合いも入らずみんな逃げられ、でも結局帰りがけに採りやすい場所にいた1匹はゲットしてしまいました。またちびチョウハンも発見しましたが岩の隙間深くに逃げ込まれしばらく粘りましたがダメでした。
 次は移動していつもの磯に行きました。速攻で数年前にサザ採ったプールに行きましたがトゲがいるだけでした。これも一応ゲットしました。さらに戻りがけにトゲ1匹追加しました。ちびフウライも2,3匹は見かけましたがこれは放っておきました。またミヤコキセンが3匹いたのでなんとなく2匹採りました。
 時間も迫ってきたので磯を撤収して帰りがけにもう1ケ所寄りました。ここでは大きめのフウライ見たのみでした。そして磯で採った魚達は思い直して、ここで全てリリースしてきました。結局気合い入れて行ったのに持ち帰りゼロでした。トホホ・・・

 11時半には帰途につきましたが、日曜と違って平日はこの時間でも都内は混んでいて、5分程遅刻して帰宅しました。


10月11日 期待外れ

 このところ磯ではサザナミが多いとの情報で本当は磯中心で行きたかったのですが、昼は潮もあまり引かず、また数日前に台風が接近してたこともあり、漁港が期待できそうでしたので漁港中心で行くことにしました。
 前夜は例によって眠れなかったんで深夜1時半にはもう出発してしまいました。けれどまずは首都高の入り口「板橋本町」も「北池袋」も「東池袋」も閉鎖されていて途方に暮れましたが護国寺からやっと入れました。4時前には海に程近い道の駅に到着して仮眠休憩です。でもここでも眠れませんでした。
 夜明けを待って北の漁港から見て行きますが最初のところはいつも通りチョウはいません。次はナンヨウツバメ1匹見たのみでした。3番目に行った所は結構います。ちびフウライがかなりいました。時々トゲも。豆サイズのアケボノもいたので採ろうとしましたが牡蠣殻に入られダメでした。
 その後も数港行きましたがやはりフウライ、トゲ、ナミといった程度。ただ酸欠港にはよいサイズのアケが2匹いてがんばったのですがスレていて捕まりませんでした。もう漁港はダメダメでしたのでちょこっと磯にも降りてみましたが、この日の干潮時の潮位110cmではいつものタイドプールも海の中でした。ただ、上のほうのプールを覗いたら久々にシマハギがイソスズメに混じっているのを発見して3匹ゲット、ついでに苔取り用のカエルウオも4匹ゲットしました。
 その後、気を取り直してやや南のほうの漁港まで行きましたが相変わらずのフウライ、トゲで、いいものも見ずに終わりました。1時半すぎに帰途につきましたが、今回も水曜採集でしたが大した渋滞にもかからず帰宅しました。

 ◎ 持ち帰り:シマハギ、カエルウオ
 ◎ 見ただけ:ナンヨウツバメウオ、アケボノ等


11月1日 久々のサザ

 先月14日に、あと1日で6年だというのに大きくなったサザナミが亡くなってしまいました。残念でした。おまけにそれ以来、海ではサザにお目にかかっていないです。ただラッキーなことに今年はサザが超大漁とのことですので、サザ採集に詳しいよしちゃんやTOMさんから情報をメールや掲示板で教えていただき、南のほうの磯に行くことにしました。また、うちださんもすぐ脇の磯に行く予定とのことで現地で御会いしましょう、という話しになりました。
 今回は珍しく掲示板でも「サザ狙いで採集に行く」宣言をしてしまったので、ここは何としても1匹はゲットしなくてはなりません。気合いを入れて前夜、仕事終わったら即出発しました。干潮は朝6時半頃、潮位は約45cmです。夜遅くに南房に到着し、ちょっと漁港もライトで照らしてみましたがボラしか見えず、暗くて不気味でしたので早々に撤収し、某公園の駐車スペースに車停めて寝ようとしましたが、ここは車1台も無くて恐かったので結局、某道の駅の駐車場で寝ることにしました。
 翌早朝、寝たのか起きてたのかわからない状態で車外に出てみますと、うちださんの車が隣に停まってました。「寒いですね〜〜」と挨拶を交わし、まだ暗い海の近くまで行きましたがやっぱ激寒です。うちださんが焚き火をしてくれたんでしばらく暖をとりました。
 ようやく日も出てきましたが寒さで気合いも入りませんものの、セミドライに着替え海辺に出ました。「みんなの言うようにホントにサザはいるんだろうか???」とりあえずタイドプールから覗いてみます。ちょっと深めのプールを覗くとでっかいウツボが口開けてます。・・・と、その脇にサザが!海では6年ぶりの再会でちょっと感動です。でもさすがにウツボのおかげで近寄るのはやめました。しかたなく海に入って岩棚や穴を覗いてみますが見つかりません。水の中は寒くはないのですが、7、8分も入っていたら突然「ウッ!」波酔いになってしまい一時休止です。あんまり気持ち悪いんで「もう採れなくってもいいや」と諦めムード。うちださんが戻って来られたですが既にゲットされてる模様。「1匹くれないかなあ。。。」
 その後ちょっと回復したんであんまり波の来ない場所選んで探すことにしましたら、すぐに1匹発見。比較的簡単な場所だったんですぐにゲットでした。「ホッ!」って感じです。更に近くの浅い場所で1匹発見。こいつはおしいとこまで行ったんですが大きい岩の逆側に回られ採れませんでした。もうちょっと沖側の岩棚でも発見。追い出し棒で網のほうに誘導しようとしたら棚から出て下にある棚に入り込まれてしまいました。おまけにここにはウツボが・・・。そーっとウツボの横に追い出し棒入れたらラッキーにもサザだけ網の脇に出てきたので無事2匹目もゲットです!
 この辺でまたまた気分悪くなってきたので「2匹採れたからもういいや」って感じで車に戻ってさっさと着替えてしまいました。車の温水シャワー浴びようと思ったらしばらく使わなかったもんで壊れてました。水につかってた時間は30分ちょいと思われますから、やっぱサザは多いですね。ちなみにチョウはフウライ2とナミ1しか見かけませんでした。うちださんはまだ戻ってこられないんで脇の漁港をちょっと見てから磯の上のほうのプールの脇で休んでましたが、なんとそこにもちびサザがいました。本当なら大騒ぎするところですが見逃してやりました。しばらくしてうちださんが戻って来られました。サザは5cmオーバーのも含め数匹ゲットされてました。やはり途中からは多すぎて手を出さなかったらしいです。
 ここで漁港廻りをされるといううちださんとは別れ、私はいまひとつ体調不良だったもんで山越えして帰りました。首都高に入ってから渋滞が酷くてまいりました。でも、なんとか目的の魚が採れてよかったでした♪よしちゃん、TOMさん、情報ありがとうございました。

 ◎ 持ち帰り:サザナミ2
 ◎ 見ただけ:ナミ、フウライ、オヤビッチャ、ウツボ多数


11月22日 今年最後の採集

 実はまだまだ採集に行く予定でしたが、なんだかんだしてるうちに採集記書くのすら年末になってしまい、これが最後の採集と確定してしまいました。

 今回はKIさんと一緒です。昨日まで波の高い日が続いており当日も朝は波が高そうでしたので、波の穏やかな内房側から漁港を覗きながら南下しました。ナミ、トゲ、フウライは時折いましたが欲しい奴には巡り合えませんでした。比較的南部の苦手な漁港ではアケの2匹組がいて巨大網で狙いましたが逃げられました。
 最後に今日の目的地である大漁港に着きましたが結構波がありゴミもたくさん浮かんでいます。しかしKIさんはそんな中、ちゃんとチョウを発見してトゲ、フウライ数匹ゲットされてました。さすが師匠です!私はチョウを発見すらできず作戦を変更して海藻のあるあたりをテキトーに巨大網でエイヤッ!っと掬い上げてみますと・・・なんと1発目で巨大ハリセンボンとタツノオトシゴが入ってました。タツを生け簀に移し、ハリセンボンはなんとか連れ帰れないもんかと考えてるうちにどんどん膨らんでしまい、網にからまってしまいました。海に漬ければ元に戻るかと海中に入れたり、少しずつ網をはずそうとしたりしましたがどうにもならず、20分くらい苦戦しておりました。すると別の堤防から戻ってこられたKIさんが「すぐ取れるから貸してみな」とボールペンくらいの棒を取り出し2,3分ではずしてくださいました。網を破らずに無事はずれて感謝です。海に戻したハリセン君ですが、その後数分はそのまま浮いてましたが、いつしかいなくなりました。
 その後、近くで小さなサザナミフグが浮いているのを発見。丸網でも網の目を抜かれること2回でしたが、その後危険を感じて膨らんだのか3度目にはなんとか掬い上げるのに成功しました。

 この日は職場の飲み会が夜からあるので2時すぎに泡喰って帰りましたが祝日前のせいか首都高が大混雑で結局15分ばかし遅刻してしまいました。

 ◎ 持ち帰り:タツノオトシゴ、サザナミフグ
 ◎ 見ただけ:ナミ、トゲ、フウライ、アケボノ等

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